
新成人祝賀会
更新日:2018年2月20日
こんにちは。大山です。
2月になり一段と寒さが増してきたように感じますが、実は先月の終わり、当法人では毎年恒例の大きなイベントがありました。
当法人の利用者さんで今年成人になる方をお祝いする新成人祝賀会です。
今年で6回目となるそのイベントは、名古屋市金山駅のそばにあるサイプレスガーデンホテルが会場です。結婚式もできるきれいなパーティ会場で、利用者、職員合わせて160名が参加する一大イベントでした。
今年の新成人は、西亮太君と梅田真実さんのふたりです。
西 亮太君。
平成10年3月17日生まれで、バスケットボールと楽器のドラムがとても得意です。グループホーム「ZEN」の利用者さんで、調理師になるという夢に向かって昼間は「ふぅえん」で調理の仕事をされています。
梅田真実さん。
平成9年11月10日生まれ。
この日は振袖姿が艶やかでしたが、笑顔がとてもかわいい女の子です。
グループホーム「かれん」の利用者さんで、昼間は「ご縁」で就労の準備をされています。

こちらが会場の様子。
パーティですからドレスコードがあります。利用者さんも全員スーツ。女性の職員はドレスを身に着けてとても華やかでした。
式は祝辞で始まります。
まずは当法人理事長からのごあいさつ。

それから理事で職員の真琴さん。
占いが得意な方で、毎年新成人の占いをしてくださいます。

新成人ふたりともいい占い結果を聞けました!
気を付けた方がいいことも教えていただいたので、それを大切に素敵な一年を過ごせるといいですね。
それから、新成人の二人が昔お世話になった先生にもご祝辞をいただきました。

名古屋市立千種中学校 清大介先生。

名古屋市立天白養護学校 成田暁美先生。

若草学園 浅野光俊先生。
みなさま、新成人へのあたたかいメッセージありがとうございます。
そしていよいよ新成人が壇上へ登場。記念品をもらいます。
ふたりに記念品を手渡してくださったのは、グループホーム統括の吉田さんです。

記念品をもらったら、新成人のお礼の言葉です。


「ぼくたちのために、このような会を開いてくださり・・・」
普段の様子から想像する二人と違い、人前で堂々と、決められた段取りの中で立派なスピーチをしていました。日ごろお世話になっている方々に感謝の言葉も述べていて、少し感動してしまいます。
そんな大人になりつつある新成人の前途にみなさんで乾杯したら、いよいよお食事とともに楽しい歌と演奏の時間です。
まずはこの方!

私はチンドン屋さんを初めて見ました!
お顔を一目見ただけで笑顔になってしまうこの威力はなんでしょう。
チンドン屋エンタメ堂様です。

リクエストした曲を歌ってくださいます。
背中にリクエストできる曲の一覧があります。
「きちっとは歌えませんが、一生懸命歌います!」

梅田さんの選曲は東村山音頭。
歌が面白いのか、曲が楽しいのか、チンドン屋さんが面白いのか。
梅田さん、笑いがとまりません。


チンドン屋さんの登場で場が温まったところで、わが法人が誇る軽音部が登場し、一気に盛り上がりをみせました。

新成人の西くんがドラムをたたきます。
かっこいい!!


食事も忘れてみんな立ち上がり、一緒に歌詞をくちずさみ、ステージのそばで写真を撮り・・・。
私もみんなに負けないで写真を撮りました。
ドラムをたたく西君のスピードが速くて写真がぶれます。すごいよ!
何曲か有名な曲を演奏してくれて、「すごいね、すごいね」としか言えなかった私ですが、一緒に聞いていたふぅえんの職員さんは
「感動で涙がでる!」
とハンカチを片手に本当に涙ぐんでいらっしゃいました。
さて、そんな軽音部ですが、
新成人のふたりにメッセージをいただいていますので、メンバー紹介とともにメッセージもご紹介いたします。
まずは部長から。

軽音部部長の足立友希くん。20歳。去年新成人でした。
演奏している写真にギターがきれいに写っていなかったので、こちらの練習風景の写真でご紹介します。
数年前の成人式で、彼が職員とバンドを結成したのが軽音部の始まりだそうです。彼がいなかったらこの軽音部はなかったのですね。そしたらこの演奏も聞けなかったと思うと、軽音部を作ってくれてありがとう!と心から思います。
新成人へのメッセージ
「人生がんばろうね!!」
かっこいいメッセージです!

紅一点の平田れあさん。18歳。
彼女の元気な歌声が、聞いているみんなを元気にします。
新成人へのメッセージ
「成人おめでとうございます。
これからも一緒にいろんなことを頑張ろうね」

ベース担当の宮島拓巳くん。23歳。
「落ち着いた性格ですが、軽音部のムードメーカーなんです!」と軽音部職員が教えてくれました。ベースを弾いている姿は渋くてかっこいいです。
そして新成人へのメッセージなのですが・・・・
宮嶋君へ新成人へのメッセージを聞きに行ったときに、「足立くんとれあさんはこんなメッセージをもらったよ」と例として二人のメッセージを紹介したところ、
「じゃあね・・・」
と彼は少し考えて、
「別々にがんばろうね! にしてください」
ええ!? 別々??
「それはそれぞれの道を進んで行くけど、がんばろうという意味? そう書いていい?」
「いえ! 別々にがんばろう!です。」
そう言って笑う宮嶋君はなんだかすごく楽しそうでした。たぶんこうして軽音部は普段から仲間同士冗談を言い合ったりして楽しく演奏しているのでしょう。
「別々で!」と言っても冗談として通じ合う仲間というのはいいですよね。

軽音部のメンバー紹介に話はもどりまして、こちらは職員四人。
左からご縁職員の石川さん、ご縁職員の大矢さん、グループホーム「ZEN」職員の相馬さんと、ご縁職員の園田さんです。
彼らもかっこいいんですよね・・・。
職員代表の大矢さんに新成人へのメッセージを聞いたところ、
「はい!少し待ってください!」
とお返事があり、数日ののち、
「天真爛漫で!」
と返事がありました。
「て・・・天真爛漫に? 何をするとか、そういうメッセージですか?」
「いえ! 天真爛漫!それだけです。それで伝わります。」
宮嶋君のメッセージといい、職員のメッセージといい、彼らの間で伝わる何かがあるようですね。私が上手にそのメッセージをお伝えできているか不安ですが、仲のよさそうな様子と共に、メッセージはそのまま皆様にお伝えいたします。
軽音部の演奏のあと、閉会のご挨拶があって新成人祝賀会は終了しました。
チンドン屋さんと軽音部の演奏で盛り上がり、
普段はなかなか会えない各事業所の方や利用者さんとお話でき、
とても楽しいひと時を過ごしました。
100人近い利用者さんが楽しく過ごされている様子と、利用者さんたちをサポートしつつも同じように笑顔で過ごされている60人以上の職員を見渡して「すてきな法人だな」としみじみと感じます。
一緒に楽しくおしゃべりでき、一緒に楽しくご飯が食べられる。
これ以上の仲間がいるでしょうか。職場にそんな仲間を見つけられるということに感謝して、明日からも仕事をがんばろうと思います。